大腸の検査 INSPECTION OF THE LARGE INTESTINE
楽な大腸検査 COLONOGRAPHY
大腸は長さ1m以上もありその上曲がりくねっています。
そのため、大腸カメラを苦痛なく校門から盲腸まで挿入して検査を短時間で行うためには、長年の経験による熟練した技術が必要であり専門医での検査をお勧めいたします。
通常若い男性(中肉中背)の方であれば、大腸カメラの検査は痛みもなく1~2分で盲腸まで到達します。
その後、約5分かけてゆっくり抜きながら直腸まで観察していきます。
しかし、中には大腸カメラの挿入が大変難しい方がいます。
頑固な便秘の方、ご高齢でやせた女性及び婦人科の手術を受けた事がある方などは熟練した専門医が検査をしても大腸カメラ検査時に痛みを感じる事があります。
そのような方の為に、当院では様々な工夫を行う事で、ほとんどの患者様に楽な大腸カメラ検査を受けて頂いております。
大腸検査の様子 MOVIE
01
細径の大腸カメラ
カメラの先端が細ければ、痛みも軽く抑えることができます。
しかし、挿入性やポリープがあった時の処置に難点もあり、普段は通常経の大腸カメラで行いますが、ご高齢の方や術後で腸に癒着がある方に使用します。
02
セデーション(静脈麻酔)
大腸検査のため、恥ずかしく感じる方もいます。そのため、初回検査の方には全例に静脈麻酔を行い、少し眠い状態で検査を行う「ソフトセデーション」という検査法で行います。
また、痛みを感じる方は、この静脈麻酔を追加して半分寝た状態で検査を受ける事ができます。しかし、安全確保の人手や検査後に休むスペース(ベッド)が必要となり、全ての専門病院で出来るわけではありません。
また、この「ソフトセデーション」という方法は、呼吸などに影響があるため、肺にご病気をお持ちの方や70歳以上の方には慎重に行う必要がございます。
03
豊富な経験と技術
大腸カメラは、腹部や産婦人科などの手術後による腸内癒着があった場合など、静脈麻酔を行なっても痛みを訴える場合があります。しかし、当院では年間○○〇●件これまでも大腸検査を行って、痛みを訴える人は約10%以下であり、盲腸までの到達率は100%です。
大腸検査の流れ FLOW
01
まずはご予約をお願い致します
大腸カメラ検査は予約をお願いしています。電話での予約も可能です。
当院では、検査時に大腸ポリープを認めた場合には、その場で切除が可能であります。
そのため、予約時には、十分な説明を行いますので時間がかかりますが、ご了承下さい。
下剤を飲んで、排便がきれいになった状態で検査を行います。
(1番早い方で、自宅で6時から下剤を飲んで頂き9時に来院して頂きます。検査スタート時間は10:15からです。)
下剤を飲んで便がきれいになるまでは約3時間かかりますので、下剤の服用開始から検査終了までは約6時間程かかります。
大腸カメラの予約は1日約12~15件になります。
02
緊急な検査
下血などで緊急な検査が必要な場合は状況によって、当日、朝の食事をしないでご連絡ください。
ただし、ご予約をされている方が優先となりますので、当日に検査を行えない場合でもなるべく至急に検査を行いますので、ご相談下さい。
03
持病のお薬を飲んでいる方の注意点
狭心症や脳梗塞および動脈閉塞症や血栓などで、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血栓薬)を服用している方は、その薬を服用したまま大腸ポリープを切除した場合には血が止まらず、大出血を起こす場合があります。
そのため、大腸ポリープを切除する1週間前よりこの薬を休薬する必要がありますので、持病をお持ちの方・薬を飲まれている方は、予めお知らせ下さい。
また、血圧が高い場合は当日の検査ができない場合もありますので、高血圧の薬を服用している方は、検査の当日の朝6時に薬を服用して頂きますので、必ず申し出てください。
01.検査前の食事制限
基本的にほとんど食事制限なしで検査当日の朝から2リットルの腸内洗浄駅(下剤)を飲んで頂きますが、検査の3日前から、繊維質の多い食品(例:茎・葉物野菜・海藻・山菜・きのこ・ピーナッツ・種のある果物など)を避けて頂くと比較的早く排便が綺麗になります。検査前日は夜8時以降のお食事は出来ません。
また、血圧が高い場合は当日の検査が出来ない場合もありますので、高血圧の薬を服用している方は、検査当日の朝6時に薬を服用して頂きますので、必ず申し出て下さい。
下剤の種類
02. 検査当日・来院
検査当日は朝から絶食になります。水分は普段通り摂って構いません(水・お茶・スポーツドリンクなど)
心疾患・高血圧症などの患者様は、指示のあった薬は朝6時頃に必ず飲んで下さい。 また、糖尿病の薬は内服しないで下さい。
指定された時間に来院し受け付けを済ませて下さい。 ※ご自宅で当日の下剤を内服して来られる方は受付に排便回数の用紙を提出して下さい。
03. 腸内洗浄開始(下剤の飲み方)
当日は約2リットル程度の大腸の洗浄液を2時間ほどかけて飲んでいただき、お腹の中を空にします。
洗浄液内服終了後約2~3時間経過すると、透明な液体状の便となり検査が受けられる状態となります。
下剤の飲み方については下記を参考して下さい。
下剤の飲み方(例)
下剤開始
(8:30)
血圧測定をし問題が無いか確認してから、腸内洗浄液を飲み始めます。1時間を目安に飲みます。
1時間後
(9:30)
下剤を飲んだ後は運動場で軽い運動をして、お腹を動かして頂くと排便が出やすくなります。(ゴルフの打ちっぱなし・卓球・ランニングマシーンなど完備しています)だいたい1時間ほどで排便が始まり、早い方は飲み開始30分後くらいから便が出ます。
排便状況を確認し、必要であれば追加で下剤を飲んでいただきます。※下剤追加1回目
2時間後
(10:30)
下剤を開始してから出た便の時間、どのような便だったか用紙に記入していきます。通常下剤開始2~3時間くらいで黄色い透明になり、排便回数は5回目以降から綺麗になります。
排便状況を確認し、必要であれば追加で下剤を飲んでいただきます。※下剤追加2回目
3時間後
(11:30)
5回目に出た便は確認のため流さずに見せて頂きます。看護師が確認し検査可能か判断致します。(5~10回以上排便が出ます。)
※時間で排便状況を確認しますが、排便がなかなか綺麗にならない方は追加で下剤を飲んだり、浣腸が必要な場合もあります。
※下剤追加3回目
検査開始
腸内洗浄完了後は、検査着に着替えて回復室で休んで頂きます。予約の患者様は1日平均10名くらいですが、検査の順番は早く腸内洗浄が完了した方から行います。
1番早い方で自宅で朝6時~下剤を飲んで9時に来院。検査開始時間は10時15分から開始、帰宅は13時くらいです。
検査終了後
ビジクリア法は下剤が飲み終わるまで2時間30分かかるので、下剤開始3時間後に下剤の追加・浣腸が必要か相談します。
麻酔の注射を使用した方は検査後、ベッドで2時間休んで頂きます。
04. 検査開始
1.鎮痙剤の注射をして検査を開始します。
2.お尻からカメラを挿入します
(カメラが奥に到達するまで1~2分で奥まで到達したら約5かけてゆっくり観察していきます。)
3.途中カメラを通りやすくするために、お腹を圧迫したり、体位を変えて頂く 場合があります。
痛みがあった場合はすぐに教えて下さい。
なるべく苦痛の少ない方法で検査を進めていきます。
4.痛みが強く挿入が難しい方はソフトセデーションを致します。
※大腸ポリープがあった場合、切除可能なものはその場で切除します。入院の必要はありません。
5㎜程度のポリープ切除をした場合は制限が全く要りません。
6㎜以上のポリープになると切除後
点滴で2時間程度休んで頂き
3日間の食事・運動・お風呂の制限があります。
05. 検査終了後
時間になったら看護師が状態を確認しに行き、問題が無ければ着替えて最後に検査の結果説明を受けて終了となります。
(検査終了1時間後からお食事が摂れます)
辛い方はお知らせ下さい。楽に出来る様に考えます。麻酔の注射を使用した方は検査後、ベッドで2時間休んで頂きます。
運動設備について EXERCISE FACILITIES
大腸検査は、検査終了まで待ち時間があります。
当院の2階には、検査の待ち時間で自由にお使い頂ける運動設備もあります。
トレーニングマシーン
ゴルフネット
卓球台
ビリヤード台
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メディア掲載情報 Katou Ichouka Naika Clinic